犬井くんとの海外話〜イタリアコロッセオ編〜
僕の友だちの犬井くんと昔海外へ旅行へ行った時の話である。
2人ともヨーロッパに行くのは初めてだったのだが、ローマに行った時にコロッセオという昔闘技場だった場所へ行った。
こんな感じである。世界遺産を前にしてウキウキだった僕たちは、周りからかなり浮ついて見えていたであろうことは間違いない。しばらく周辺をウロウロ歩いていると、1人の小柄なおっさんが話しかけてきた。
(小柄なおっさん)「Oh~~, Nakata~Naka~~ta~~,Zaccheroni~~!!!」
僕たちは、サッカーは好きだったので、しばらくサッカー談義に花を咲かせ、ああ、イタリアの人はなんて陽気で、気さくで、良い奴らなんだろうと感じた。
しばらくするとその小柄なおっさんが、小指をチョンチョンと手招くようなしぐさをしたのだが、どうやら小指を出せということらしい。
指示通りに小指を出すと、何やらカラフルな紐を3本出し、僕らの小指に引っ掛けて何かを作り始めた。
(僕ら)「ミサンガだ〜!」
どうやら、イタリアと日本の友好の印にミサンガを作っていただけるらしい。本当に…なんていい奴なんだ…と感動しきりだったのだが、ミサンガを作り終えた瞬間笑顔がフッと消えて、
(小柄なおっさん)「25Euro/Person」
(僕ら)「ポカーン…(・∀・)」
何言ってんだコイツ?? たかがミサンガに3000円だと? これはよくある手口らしいのだが、何も知らなかった僕らは完全にカモだったのでしょう。でも僕らよりも小柄で弱そうなおっさんだったので、しばらく支払いを拒否し抵抗を続けると、そいつは電話をかけ始めた。
(小柄なおっさん)「イタリア語イタリア語イタリア語…」
するとしばらくして、身長が190cmはあろうか、巨大なムキムキイタリアお兄さんがやってきたのだ。そのイタリアお兄さんが僕の友人に強くお金を迫り、友達がやむなく50Euroを払った(その後僕は25Euroを友達に渡したのだが…)。
何より腹がたったのが、ボッタクリ行為を働いておきながら僕らに、
(小柄なおっさん)「ビンボー!ww」
と決め台詞を吐いてきたことだ。本当に腹が立った。みなさまもミサンガ売りにはご用心を(´・ω・`)